☆参戦までの道のり
昨年レースデビューし、富士・筑波の1000ccカップ・2戦に参戦したのぶまん。マシンも大きな故障・クラッシュも無く、良いコンディションです。2009年に入りまして「さて、今年はどこに出ますかね…」と考えるのでありました。
私事ではございますが今年マイカーを買い換えたのぶまん、恥ずかしながら予算的には厳しいものがあり、参戦に関して現実味があるのは関東圏の筑波・もてぎ・袖ヶ浦の3箇所であります。
そんななかからいろいろと考えた結果、
・走ったことの無いサーキットを走ってみたい。
・マーチカップ・ヴィッツ東北シリーズが併催されるため、何かあったときにも心強い(参加者に知り合いが多い←お世話になっております)。
といった理由から第3戦・もてぎへの参戦を決めました。
そのほかに初めてなので何かあったときに言い訳が出来る…という理由は半分冗談で半分本音です(笑)。
先ほど書いたとおり、今回もツインリンクもてぎの走行経験は体験走行・走行会などを含めてまったくありません。このため今回の参戦も「レースを楽しむ」を第一に考えたエンジョイ企画とすることにしました。
☆2009年6月27日(土)練習日レポート
受理書と一緒に送られてきた公式通知によるとレース前日の土曜日に参加者限定のスポーツ走行が設定されており、30分の走行枠が2本あるとのこと。もてぎの走行経験が無い私には貴重な時間です。もてぎの会員ではないため走行料金は割高ですが、貴重な1000ccカップ車両のみの走行枠ということで両枠とも走行することにしました。
ということで当日は自宅を3時30分に出発、6時前には現地に到着して走行準備に入りました。
スポーツ走行1本目は8時からスタート。日曜日の予選スタートと同じ時間帯なので路面のコンディションなど参考になることが多いはずです。気合を入れつつ初走行なので抑え目に…加減が難しいです(笑)
もてぎは初走行なのですが、長年レース観戦、写真撮影をしているためコースのコーナー、位置関係はすべて把握しており(笑)、1周目からあまり違和感無く走れました。コースなりに走って徐々にペースを上げていきますが…まあ初めてなものでムダも多くタイムは2分49秒台。朝から気温が上がり条件が悪いためトップも42秒台とのこと。初走行で7秒落ちは個人的には上出来です。
それにしても暑い!予想はしていましたが走行後はかなり体力を消耗します。レースウィーク中は水分補給をしっかりするように心がけました。
スポーツ走行2本目は予定時刻を5分遅れで12時15分スタート。気温はグングン上昇しこの時点で路面温度55度。コンディションはかなり悪化しております。それでも明日のレースが同じ状況にならないとも限らないので頑張って走行します。
途中ピットに入り、ダンパーのセットを調整しながら30分走行しますが暑さも最高潮でタイムは伸びず49秒台後半。
「明日はこんなに暑くならないでくれよ」と祈りながら片づけをするのぶまんでありました。
宿は宇都宮。名物の餃子をチームの皆さんと一緒に食べながら談笑。ほっとするひと時です。
☆2009年6月28日(日)予選レポート
当日は6時に現地集合しました。車検が6時50分からということでバタバタするかと思いましたが経験豊富なお手伝いの方々に助けていただきとてもスムーズに予選前の準備をしていただけました。皆様には本当に感謝です。
装備品チェック・車検・ブリーフィングも済み、いよいよ予選開始です。
今回でレース参戦も3回目。ヘルメットとグローブの装着は自分でもかなり上達したように思います(笑)。落ち着いて準備します。
今日も慎重にコースイン、予選は15分間です。もてぎですとアタックは3周程度と予想されます。2周目に48秒台、3周目にP-LAPで今までのベストタイム46秒台を確認しさらに4周目、アタックをかけるものの3コーナーで飛び出してしまいました…
この時点で残り時間を考えピットに入り予選の走行は終了。もう1周出来たような気もしますが本人の緊張の糸が切れてしまいました…反省しきりであります。
結果は2分46秒949で15台中12番手。トップからは相変わらず7秒落ちですが本人はベストラップ更新でニンマリです。なんせもてぎ初めてですから(笑)。
☆2009年6月28日(日)決勝レポート
気温は昨日よりも幾分涼しいのですが走行中はヒーターを入れていることもあり車内はかなり暑く、油断は禁物ということで水分はまめに取るよう心がけます。
決勝の時間が近づいてくるとやはり慣れていないためかどうしても緊張してしまいます。周りには「この緊張感がいいんだよ」というドライバーの方もいらっしゃいますが私は…未だに慣れませんこの緊張感。でもシートに座ってしまえば意外なほど落ち着く私です。「やったるでー!」って感じです(笑)。
そしてコースイン。グリッドには今回もいろいろな方々に訪問していただきました。グリッドの賑わいでは間違いなく優勝だと思います(笑)ありがたいかぎりです。
フォーメーションラップを終え、いよいよ決勝スタート!
レース3回目にして初の無難なスタートを決め、1周目は頑張って前についていきますが、やはりタイム差はいかんともし難く…ジリジリと離されていきます。悔しい!そして2周目にスタートでコースアウトした88号車にパスされ、3周目には83号車にもパスされ…悔しい展開です。恥ずかしい話ですがやはり全体的に走りの基本が出来ていないためか、コーナー1つごとに前の車に離されてしまいます。中盤から後半は自分との戦いに神経を集中し、プッシュしつつ前車のライン取りを研究しながら走行。自分が最終のビクトリーコーナー区間が遅いことに気づき、最終ラップは立ち上がり重視にラインを変えてみたところ、この周が週末通してのベストラップになりました(2分46秒586)。
そして8周のレース、無事にチェッカーを受けフィニッシュ。15台中13位という結果となりました。
フィニッシュ後は各ポストのオフィシャルが手を振ってくれるのでこちらも全力で手を振り返します!レースの悔しさも吹き飛ぶ心温まるひとときです(このためにレースをしているといっても過言ではありません・笑)。
個人的には課題の多いレースでしたがレース後はチームの皆さんが暖かく迎えてくれ、「レースなかなか面白かったよ!」「最終ラップでもちゃんとタイムを伸ばしてきたからエライ!」とお褒めの言葉。とても嬉しかったです。
ちなみにゴールの時には1つ順位を下げてのフィニッシュだったのでピットクルーが全員で親指を下に向けてブーイングのポーズをしていてビビりましたがいつものイジワルだったそうです(笑)
☆レースを振り返って
梅雨らしからぬ初夏の陽気で暑さには終始悩まされましたがその他には大きなトラブルも無く、ツインリンクもてぎ初走行・初レースというチャレンジながらも無事にレースを終えることが出来ました。これもひとえに走りのアドバイスをしてくださったドライバーの方々、レース前・ならびにレース当日マシンを整備してくれたメカニックの方々、応援に来てくださった皆様、そしてスポンサーの皆様の多大なる支援のおかげであると感謝しております。
今後の参戦につきましては未定でございますが、再びレースにチャレンジする際にはぜひご支援を賜れればと思う次第です。本当にありがとうございました。
2009年6月29日 のぶまん